UE4でPixel Streamingを試す。

2019.07.16

はじめに

今回は、Unreal EngineのPixel StreamingをPC, Mac, iOS, Androidのプラットフォームで試してみます。

 

Pixel Streamingとは?

Pixel Streamingは、端的にいうとウェブブラウザからゲームプレイができてしまう技術です。

まさに、ゲームをストリーミングできてしまう機能です。

低スペックの端末からでも、高機能なGPU環境が必要な複雑で解像度の高いレンダリング結果を得る事ができます。

映像と音声をH264に圧縮しながらブロードキャストし、Web RTCでwebブラウザ側から操作可能にする技術のようです。詳しくは、公式ドキュメント Pixel Streamingをご確認ください。

 

Unreal Engineアプリケーションの準備

基本的には通常通りプロジェクトを作り、プラグインの有効化とnode.jsのインストールくらいです。

実行するためのサーバーパッチ等も既に用意されており、お手軽に試す事ができました。

公式ドキュメント-Pixel Steaming入門の手順通りに行った。

 

プロジェクトは、ハイエンド設定で作成しました。

 

今回サーバーとして使ったPCのスペックは以下の通り。

  • Windows 10 Pro
  • CPU: Intel i7 
  • Ram: 32 GB
  • GPU: NVIDEA GTX 1070

 

主要プラットフォームの動作と操作感

ここからは、各プラットフォームでの動作と操作感(主観)で確認していきます。

まずは、動作確認の結果です。

 

表1. OSと主要ブラウザでの動作確認

OS chrome Fire Fox MS Edge Safari
Window 10 pro        ◯     ×   ×
 (映像のみ)
         –
macOS mojave 10.14.5      ◯            ×           –   ◯
iOS 12.3.1 

    ◯

   ◯           –         ◯
android 

       ◯

         ◯          –          – 

 

挙動

Mac

プレイ開始前にFast.comで簡易的に回線速度を調べ、38Mbps程度でした。遅めな環境でしたが、ラグが気になる事なく試す事ができました。回線の影響か、画質が乱れる事がごく稀にありました。

iOS 

iOS safariへの配信の様子です。画面上にPadコントローラーを表示して操作する事ができました。

 

html build

HTML書き出しによるレンダリングも試してみました。ハイエンドの設定のまま書き出すとパーティクル系が特に正しく表示されませんでした。リッチな表現をブラウザ経由で配信できるのが、Pixel Streamingの魅力ですね。

 

まとめ

以上、今回はUnreal EngineのPixel Streamingを試してみました。重たいGPUを積んだマシンが手元になくても、ブラウザからプレゼンテーションを行う事ができるので、GPUマシンを持ち運べない時に重宝しそうな技術、セキュリティ的な問題からマシンを設置できない展示ような環境で重宝されそうです。